クリーンラベルとサプライチェーン

アメリカで炭酸飲料(ソーダ)やオレンジジュースの売上が大きく減少し、消費者の食に対する考え方が大きく変わっていることが報道されています。添加物や化学物質等を使用しない食品に対する需要が高まり、小売業においてもサプライヤーがみえる形で環境・労働などにも配慮して製造した透明性の高い製品に対して付与する”クリーンラベル(Clean label)”が大きなトレンドになっているようです。

きちんとつくられた製品という意味では、サプライチェーンの役割も重要になります。昨今、日本で起きている様々な法令違反なども、2次・3次のサプライチェーンにおいて不適切な手続きや処理が行われていることが大部分となっているように、クリーンラベルとサプライチェーンは表裏一体の関係になるでしょう。

この二つのテーマは、来月のセミナーで紹介するアメリカの環境・サステナビリティの10大トレンドにも挙げられています。サプライチェーンは数年前からCSRの重要テーマとなっていますが、企業経営においてリスクと機会の両面において重要性が高くなっており、それを後押しするように、大手金融グループでは、クリーンラベルに関心をもつグループを対象とした投融資も進められ、全体として大きなトレンドとなっているようです。

アメリカの食に対する大きなトレンドは、昨年11月のNY times をご参考に。

3月のセミナーでは2016年や今後の大きな方向性を考えるポイントをお伝えできればと思っております。