中国の環境保護法改正_2015年1月から施行

今年に入り、中国の環境法関連のニュースが多くなっていますが、連休前の4月25日に環境保護法が25年ぶりに大幅改正することが公表され、来年1月から適用されることになります。

全般的に環境法制度の執行や監督の強化が示されています。

原文が公表されているほか、英文でも一部概要が公表されています。

環境汚染や違反に対しては、日数経過に応じた罰金が科されるほか、連帯責任や行政による情報公開等が示されている上、法令違反や汚染に対しても工場の操業停止や閉鎖など厳格な罰則が課されるようになるようです。また汚染管理に対しての管理責任体制の明確化も求められています。

日本とは異なりますが、アメリカでは同様の罰則規定がありますので、罰金が甚大な規模になることがあり、こうした法的枠組みが中国で導入されると、環境法令遵守に向けた確実な管理が必要になるでしょう。

先般、紹介した土壌汚染のガイドラインは今年7月から施行されますので、土壌汚染対策が必要な際には、これらの対応も対象になる可能性があります。

先日のブログでも紹介したように、イギリスやイタリアなどでも、環境法令違反の罰則が強化される方向にあります。法令は頻繁に変更されますので、最新情報を入手し、管理体制を構築することがより重要になるでしょう。

弊社では提携企業と共に、海外環境法令情報サービス、各拠点の法令遵守確認サービス等を実施しています。

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