放射性汚染土壌における凍土方式

放射性物質による汚染水の漏えいを防止するために凍土方式が活用されるようです。

放射性物質により汚染された土壌や地下水などの封じ込めに活用する凍土方式については、米国環境保護庁(EPA)から2007年に発行されている”放射性物質により汚染された各種媒体の技術リファレンスガイド”に技術の有効性などが記載されています。事故後に放射性土壌汚染の浄化技術、封じ込め技術などの海外技術や事例を調査していた際にも、自主研究会で発表されていました。

規模やスペックなどの相違はあるかと思いますが、凍土技術自体は、40年前からエンジニアリング技術として活用されており、過去20年にわたって放射性汚染の封じ込め技術として技術評価が進められているとしています。

凍土方式は、拡散防止には非常に効果的で、万が一の漏えいにおいても低温になっているために拡散する時間猶予ができるために対策を講じることが可能な技術であることのことです。適用要件なども記載されていますので、ご関心のある方は、原文(p33-38)をご参照ください。

 

http://www.epa.gov/radiation/docs/cleanup/media.pdf